南海トラフ地震
地震発生の可能性
地震の規模
M8~M9クラス
地震発生確率
30年以内に、70%~80%
平均発生間隔
88.2年
地震後経過率
0.82
地震後経過率とは?
最新活動(地震発生)時期から評価時点までの経過時間を、平均活動間隔で割った値です。
最新の地震発生時期から評価時点までの経過時間が、平均活動間隔に達すると1.0となります。
地震発生エリア
南海トラフは、日本列島が位置する大陸のプレートの下に、海洋プレートのフィリピン海プレートが南側から年間数cm割合で沈み込んでいる場所です。
この沈み込みに伴い、2つのプレートの境界にはひずみが蓄積されています。
過去1400年間を見ると、南海トラフでは約100~200年の間隔で蓄積されたひずみを解放する大地震が発生しており、近年では、昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)がこれに当たります。昭和東南海地震及び昭和南海地震が起きてから70年近くが経過しており、南海トラフにおける次の大地震発生の可能性が高まってきています。
過去に南海トラフで起きた大地震は多様性があります。そのため、次に発生する地震の震源域の広がりを正確に予測することは、現時点の科学的知見では困難です。地震本部では、南海トラフをこれまでのような南海・東南海領域という区分をせず、南海トラフ全体を1つの領域として考え、この領域では大局的に100~200年で繰り返し地震が起きていると仮定して、地震発生の可能性を評価しました。
出典: 地震調査研究推進本部(2018年5月15日)